あおり運転の被害が増えている中、
多くの一般車両に
ドライブレコーダーが
搭載されるようになりました。

付けたほうがいいかな、
でも何がいいんだろう?

と、設置したいけれど、まだ・・・
という方のために
自動車保険の特約について
お伝えします。

目次

みんなどうしてる?ドライブレコーダーの付帯率

ドライブレコーダーとは、その名の通り、
運転中の映像や音声を記録する装置です。

衝突や、急停止などで
車両に大きな衝撃が加わった際には、
その前後十数秒間の、
車両の前方映像と音声を自動記録してくれます。


国土交通省の調査によると、
ドライブレコーダーの搭載率は、

令和元年度では
45.9%
と半数以下だったのに対し、

令和2年度は
53.8%と半数以上となりました。


参考URL:国土交通行政インターネットモニターアンケート




近年、増加しているあおり運転、
また事故の記録・証拠として活用され、
国土交通省でも普及を啓発しています。


事故の際も、ドライブレコーダーの記録により、
事故内容の正確な把握が可能になるため、
双方の思い違いや、主張の食い違いに惑わされず、
スムーズな事故解決に一役買っています。


自動車保険のドライブレコーダー特約とは?

いざ、ドライブレコーダーを付けよう、
と調べてみると
種類も多く、金額も様々!!
どれを選んだらいいのか
迷ってしまうかもしれません。

そんな時に、
選択肢の一つに入れていただきたいのが、
自動車保険の
ドライブレコーダー特約
です。

ドライブレコーダー特約とは、
自動車保険に付帯することで、
保険会社よりドライブレコーダーを
レンタルして使用できる特約です。

保険会社によって、
それぞれ専用のドライブレコーダーが
用意されています。

金額は月々1000円弱程度で設定されています。


主な特長としては、
・レンタルであること
・事故など、一定の衝撃があった際に
 リアルタイムで事故受付センターに
 自動発報されること
・通信機能により自動でアップロードされること
・危険運転などへのアラート機能が
 搭載されていること
・安全運転診断サービスがあること


などがあげられます。

メリット、デメリットを
詳しく見ていきましょう。

ドライブレコーダー特約のメリット

自動車保険付帯の
ドライブレコーダー特約のメリットとして

保険に携わる我々が、
特にお伝えしたいのは3つです。

事故時に自動発報される!

事故などで強い衝撃を検知した際には、
自動でオペレーターに通信する機能があります。

突然の事故で、不安な時に

事故対応豊富なオペレーターと通話ができる
のは
大きな安心につながり、
最大のメリットであると考えています。


また、大きな衝撃で自動発報された際、
オペレーターの呼びかけに反応がない場合など、
必要に応じて、救急車の要請を行います。

意識を失ったり、
身動きが取れない状況であっても
対応が遅れてしまうことを防ぐことができます。


さらに、あおり運転など危険を感じた際には
自らの操作でオペレーターにつなげることが
できるようになりました。

自動発報されるほどの事故でない場合でも、
ドライブレコーダーを通して通話が可能です。

メンテナンスの手間が省ける!

保険会社から貸与されるドライブレコーダーには
通信機能があり、
自動でアプロードされるため、
常に最新の状態で使用することができます。

また、故障や、SDカードの破損にも
いち早く気付くことができ、

肝心なときに使えなかった!
という事態を防ぐことができます。


故障の際には、基本的には無償で交換することが可能です。

故障してない?
SDカードは機能している?
という心配が必要ないというのも
大きなメリットではないでしょうか。

レンタルなので返却可能

あと何年乗るかわからない・・
というときでも、
特約のドラレコはレンタルなので、
車を手放す、つまり保険が終わると同時に返却となります。

せっかく買ったのに・・
ということがないので無駄がありません。

ドライブレコーダー特約のデメリット

では、デメリットはどんなところでしょうか。
よく言われているデメリットをご紹介します。

保険料に付加される

市販のものであれば、
1台〇〇円、とわかりやすいですが、

ドラレコ特約の費用は保険料にプラスされ、
特約を付けている間は支払い続けるという負担があります。

ただ、一度付けたらおしまい、ではないのが
ドラレコのメンテナンス。

一概に安い高いでは比べられないのが
難しいところですが、
サブスクと考えると
無駄がないかもしれません。

機種を選べない

「ドライブレコーダー」と検索すると、
金額も機能も様々なものがあります。

機械に詳しい方や、お好きな方は、
じっくり選びたい!!と思うかもしれません。

しかし、
保険会社のドライブレコーダーは選べません!


例えば、
東京海上日動火災保険のドラレコは
1カメラ型か2カメラ型か、
しか選択肢がありません。

こだわりたい!
という方には物足りないかもしれませんが
選べない!
という方にはピッタリですね。

逆に、気に入らなかった場合は、
返却が可能ですので、
お試し感覚で付けてみることもできます。

返却が必要

レンタル品なので、
車を廃車や売却したり、
保険会社を変える場合には
使用していたドライブレコーダーの
返却が必要です。

とはいえ、
取り外しはご自身でも可能ですし、
届いた返却用BOXで発送するだけです。

**まとめ**

いかがでしたか?

ドライブレコーダーは
いまや、必須アイテムといっても
過言ではない位置づけとなっています。

ではどのように準備するか。

機種選びから、メンテナンス、
データの管理もすべて自ら行うか、
保険会社にお任せするか、

メリット、デメリットを考慮の上、
ご検討ください。

■監修■ 
ファイナンシャルプランナー
木崎 雄一郎
【保有資格】
・AFP(日本FP協会会員)
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・日本損害保険協会損害保険トータルプランナー
・公的保険アドバイザー
・変額保険販売資格

東京都北区滝野川で
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